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ヴェルティ国立中央病院資料室

いらっしゃいませ

創作「suicidal/leniency」の設定資料をまとめております

​本作に興味がある方はご覧ください

​用語集

suicidal/leniency本編に出てくる、または関連する用語をまとめました。

︎✦︎​ヴェルティ

Verty
近年【死の国】と噂されている国家。
死者は年間200万人を超し、自殺者だけで5万人を超えている。経済が大打撃を食らっており、現在国を挙げて経済活動を推進しながら、医療やメンタルヘルスに力を入れている。
気候は冷帯で冬の寒さが厳しい。
首都はエルシア(Ercia)。人口は約3800万人。
フェネールという国家と26年前から宗教上の対立で戦争状態が続いており、国境周辺の都市は戦場と化している。

︎✦︎​リューデン

Ryuuden
医学が発展している国家。ヴェルティの南の隣国。
​ヴェルティとは同盟を結んでいるが、フェネールとも不可侵条約を結んでいるため二国間の諍いには中立の立場をとって巻き込まれないようにしている。
医学の中心地として栄えており、新薬や新型ワクチンが開発されるのも大抵リューデンである。そのため多くの医者にとってリューデンへの留学は夢と栄誉であり、医学生の大半は留学を望んでいる。
気候はぎりぎり温帯で一年を通して比較的暖かい。
首都はノーヴァ(Nova)。人口は約6100万人。

​︎✦︎フェネール

Fener
ヴェルティの西の隣国であり、26年前から戦争が続いている国家。

唯一神リベルルキナを信仰しており、ヴェルティの国境の町セレーネアを聖地だと謳い奪還しようとして領土問題に発展している。

軍事に多額の金銭をつぎ込んでいるため福祉や医療が発展しておらず、リューデンやヴェルティに移住を望む国民も多い。

内陸国のヴェルティやリューデンと違い、海に面している。入江は入り組んだリアス海岸になっており、漁業が盛ん。

​気候はぎりぎり温帯で一年を通して降水量が多い。

​首都はガレッタ(Garetha)。人口は約4500万人。

︎✦︎スアサイダル症候群

​Su4cidal-Syndrme

【死の国】ヴェルティには〈スアサイダル〉という名を持つ病魔が蔓延っている。
【死神】の二つ名を持つ病魔〈スアサイダル〉は人に希死念慮を抱かせ、自死に導く。希死念慮故に自暴自棄になって犯罪を引き起こす患者もいる。
​〈スアサイダル〉によるこのような病状を引き起こす事を〈スアサイダル症候群〉と呼び、ヴェルティ国立中央病院はこれの治療に力を入れている。
​治療法は外科手術による腫瘍摘出と、心理治療が有効とされている。

​︎✦︎病魔

Virevil

オリジナルの個体が存在する病気の具現化。

人に力を分け与える、または取り憑くようにして感染し、心を蝕む。

人を自死に導く【死神】や、人を下僕に変える【魔王】、人に犯罪を起こさせる【大罪人】、人の欲望を増幅させる【魔女】など、病魔にはさまざまな個体が存在する。

撲滅には腫瘍の根治とオリジナル体の殺害が必要だが、オリジナル体は以下の【例外】を除いて強大な治癒能力・再生能力を持つため医学界は頭を抱えている。

【例外】として、​オリジナル体が中核細胞を感染させる「鬼核感染者」が死亡した場合はオリジナル体も大きく力を失い死亡する。

︎✦︎ヴェルティ国立中央病院

Verty National Central Hospital
ヴェルティの医学の中心地となっている総合病院。新人医師からベテラン医師まで多くの医師が勤務している。
​解放病棟と閉鎖病棟の両方があり、作業療法やリハビリテーションも充実している。

​職員は胸元や襟元に金のバッジをつけている。

︎✦︎対スアサイダル医療チーム
​ 《VSMT》

Verty Specialists Medical Team
ヴェルティ国立中央病院で〈スアサイダル〉に対抗するため結成された専門チーム。
​外科と精神科を中心とした医師、看護師、理学療法士、臨床心理士、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士などで構成されている。

︎✦︎緊急現場医療班
​ 《EFMAT》

Emergency Field Medical Aid Team

通称〈EFMAT(イーフマット)〉。
医師3人、看護師2人で構成された医療班。
スアサイダル症候群に関する事故や事件、医療案件が確立された時に現場に向かい、緊急措置をするとともに状況把握をするのが役目。
​オペは緊急搬送して病院で行う事が多いが、現場で直接行う事もある。

​︎✦︎アルセリオ大陸

Arcelio Continent

ヴェルティ、フェネール、リューデンなどの国が存在している大陸。

合計で14の国が存在している。

西には冷たい海である「グレイヴォル海」が、東には暖かい海である「ゼルフィナ海」がある。

約2500年前から約1500年前にかけて行われた「神代終結戦争」によって国境線が確立された。

​現在は「アルセリオ和平条約」で国家間の平和が誓われている。

︎✦︎神代終結戦争

The War of the End of Divine Era

1257IO~1IR.

​古代アルセリオ大陸で行われた国境を決めるための世界大戦。戦争の背景にはそれぞれのムラやクニが土着の神々を信仰しており、その宗教観の違いがある。

戦争で「悪魔を使役した」「天使からの加護を授かった」と言い伝えられているが、現代科学で「狂犬病を患う犬や狼を生物兵器として敵国に送り込んだ」「医療知識のある者が疾病を治療した」と解釈されている。

​文化的な意味で神々の時代から人間の時代に移り変わった事から「神代終結戦争」別と呼ばれている。別名「黄昏戦争」「アルセリオ千年戦争」とも。

​︎✦︎IR/IO

アルセリオ大陸で使用されている紀年法。

神代終結戦争終戦後にアルセリオ和平条約、ヴェルドナイト条約を結ばれた年を「IR」1年と表し、それ以前を「IO」と表す。

IRはIlluvion Reckoning(光の時代)

​IOはIlluvion Origins(光に至るまでの起源)の略称である。

︎✦︎リベルルキナ

Liberlchina

主にフェネールで強く信仰されている存在。いわゆる神様。

3対の純白の天使の翼を持つ慈愛と裁きの女神。

彼女の片方の手は民衆に祝福を与え、もう片方の手には裁きの剣を握っているとされる。胸に金で縁取られた【真実の鏡】を付けており、浄化の象徴である【青い炎】を従えている。

リベルルキナは「秩序と浄化の象徴」であると言い伝えられており、世界に【神聖なる秩序】をもたらして統一し、不義や堕落に甘んじる罪人に裁きを下して正す使命を信者に与えている。

​〈病魔〉と関係があるらしく──?

︎✦︎ノヴァ・エテルナ連合

Nova Eterna Union

ヴェルティ、リューデン、フェネール3国の連合。

Nova Eternaは地域の言語で「新しい永遠」を指す。調印したのはリューデン首都のノーヴァであるため、そのもじりであったりもする。

​ヨーロッパ連合と似たシステムで、通貨を「リダル」で統一し、国同士の関税をかけないなどの決まりがある。国間の移動も比較的自由。

​︎✦︎サレヴァーラ条約

The Salevara Pact

リューデンがヴェルティ、フェネールと結んでいる不可侵条約。リューデンはこの2国と領土不可侵を誓い、国境問題や領土問題に関しては平和的手段を用いて解決している。

署名地はリューデンの都市サレヴァーラ。

​リューデンは2国の領土問題に対し中立の立場を取り、どちらかに手を貸す事はない。

︎✦︎ルミナル連盟

Luminar League

ヴェルティとリューデンの連盟。

友好条約(ベリオナ友好条約:The Berriona Accord)を結んでおり、主に医療・福祉、学問、貿易に関して互いに協力を惜しまないという連盟。

ヴェルティよりリューデンの方が文明が進んでいるため、ヴェルティ国王が国の発展のために取り付けた。

​ヴェルティからリューデンへの留学者が多いのもこの条約のおかげである。

︎✦︎リガス平和同盟

The Rigas Concord

ヴェルティとフェネールが結んでいる同盟。

​以前起こった大戦(神代終結戦争)のような目立った戦争をしない、という同盟の筈だが、近年フェネールはこれに反してヴェルティの都市セレーネアをリベルルキナの聖地と謳い奪還するために軍事侵攻をしている。ヴェルティ政府はこの同盟の存在を提示しながら和解を目指していたが、フェネールの侵攻を食い止めるために武力を用いる事もあるため半ば戦争と化している。

アルセリオ大陸の歴史

​アルセリオ大陸の地図と歴史です

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歴史

????IO~2000IO

​神話時代

世界創造の時代。神話の時代。

​古代アルセリオ大陸に神々が降り立ち、天使と悪魔、そして人間を生み出したとされている。

​言語が発達していなかった時代のためこの時代の文献は少ない。

​~1500IO

​黎明期

神々と人類の共存の時代。

地方の人々は土着の神や祀られた天使・悪魔から祝福を受けたとされる。

​小さなムラが作られ文化が生まれた。

︎✦︎1257IO

神​代終結戦争開戦

アルセリオ大陸の多くの地域で芽生えた信仰は一神教の形をとっていたため、信仰対象の違う地域で諍いが起き、そのまま戦争が開始される。

​リベルルキナという神を祀る勢力が有力だったようだ。

​~1000IO

古代帝国時代

地方の民族が国や王朝を作り上げた時代。

だが明確な国境線が決まっていなかったため、各国が自身の領土だと主張して争いが起き、戦争が激化する。

通貨が生まれ、身分の差が明確化する。

​~500IO

宗教戦争時代

神を巡る解釈の違いから戦争が激化。

​この時代、急速に工業が生まれて発展を遂げる。「神の祝福を受けた天才」が多く生まれた事が理由として挙げられている。石炭中心の工業が生まれ、200年あまりで石油中心の工業に進化を遂げた。

​~1IR

​神代動乱期

神々が中心の文化から人間中心の文化に移り変わる時代。

​工業の発展に伴って「科学」が急速に進歩する。最初の200年で物理学や化学で発見・解明が相次ぎ、戦争の被害者を治療するうえで医学も進歩した。激動の500年といえるだろう。

︎✦︎~1IR

神代終結戦争終戦

ヴェルドナイト条約締結
​アルセリオ和平条約締結

​ヴェルティア地方が優勢になった頃、戦争の被害者が膨大な数になったために戦争終戦が首脳会議で決定された。ヴェルティア地方は国家「ヴェルティ」と名乗り、ヴェルティ国民を中心に国境線が確定(ヴェルドナイト条約)。大陸全体で和平条約も結ばれた。

​6IR

​リガス平和同盟調印

​ノヴァ・エテルナ連合調印

​戦争で特に対立が激しかったヴェルティとフェネールが、戦後の景気回復や国家成長のために平和同盟を結び表向きの親睦を深めた。だが裏ではまだ溝が残っている。

​同時にヴェルティ・リューデン・フェネールで互いの文化の発展を支援し合うために連合が調印された。

829IR

ルミナル連合調印

​ベリオナ友好条約締結

戦争後、リューデンが革新的に医学・福祉分野で成長する。それを見たヴェルティ国王がフェネールと友好条約を結び、学問や福祉、医療、貿易などで協力を惜しまない旨の連合を取り付けた。

​以降、ヴェルティからリューデンへの留学生が増加。

1001IR

ヴェルティとフェネール

​国家関係悪化

​戦後1000年が経過し、景気が回復して商業・産業・科学などの歯車が上手く回るようになった頃、フェネールが再度ヴェルティの都市セレーネアを奪還したいと言い始めて領土問題に発展する。

​会談を何度か繰り返すも、話し合いは平行線を辿った。

1355IR

サレヴァーラ条約締結

​(リューデン)

ヴェルティとフェネールの関係が悪化したことを危険視したリューデンは、この2国に対し不可侵条約を締結する。リューデンはヴェルティとフェネールの国家問題に対して中立の立場を取り、どちらかに肩入れする事はないと声明を発表している。

1473IR

ヴェルティとフェネール

​戦争開始

フェネールが都市セレーネアに軍事侵攻をするようになり、それに対してヴェルティが武力で応戦した事で戦争が勃発。だが国王や政府同士は表向きは「友好であり、領土問題は平和的解決を望んでいる」と宣っている。

​実際、戦場と化しているのはセレーネアだけである。

1488IR

ヴェルティ​死者増加

フェネールとの戦争で死者が出ているが、それと同時にヴェルティ全体で死者が増え始める。

​そのうち自殺者が多く見られ、政府は国をあげてメンタルヘルスと医療に力を入れるようになる。だがそれが煽りになったかのように死者増加には拍車がかかり出す。

1497IR

ヴェルティ
​【死の国】へ

ヴェルティ国内での死者が年間100万人を超えはじめ、そのうち自殺者が5万人に達しようとしているところからアルセリオ大陸でヴェルティが【死の国】として噂されるようになる。

​人口減少と、この奇怪な現象を気味悪く思った国家が貿易を縮小化した事により経済が低迷。それによってブラック企業が増え、さらに国民の精神力は低下した。

1499IR

リューデン
​Dr.リズベルト死去

リューデンで医学界を支えていた名医、リズベルト・ゴッドフレイが齢63で急逝する。

彼の葬儀は身内でひっそりと行われたが、何故か情報規制がかかっており、死因は公表されていない。

​一人弟子が居たが、彼女は彼の診療所を継いでいないようだ。

︎✦︎1499IR

本編開始

ヴェルティではついに自殺者が年間5万人を突破した。

医学界が頭を抱えていたところ、ヴェルティの医療の中心地・ヴェルティ国立中央病院に女医であるクレマリー・ルーヴィルが乗り込んでくる。

​彼女が言うには、この国には新型の病が蔓延っており───。

​リベルルキナの神話

国家フェネールで言い伝えられている、

唯一神リベルルキナの神話です。

降り立った慈愛と裁きの女神

太古の昔、アルセリオ大陸に国境が存在しなかった時代。
自然由来の邪悪である【魔(イヴィル)】が人々の心身を蝕んだ。【魔が刺した】人々は心に邪悪を宿し、生き残る手段を求めて戦を始める。
多くの命が散り、多くの命が【魔】に蝕まれた。
───そんな時、リベルルキナが降臨した。
彼女は人々に浄化の術を教え、【魔】に蝕まれた人に裁きと慈愛を与えた。人々は【魔】と戦う術を得、【魔】を退けた。
リベルルキナは人々を導いた神として崇められ、彼女を中心に国家が成立した。
現在もリベルルキナはフェネールの政府中枢、大聖堂で静かに民衆に慈愛を与え続けている。

​リベルルキナの神話・真

国家フェネールで言い伝えられている、

唯一神リベルルキナの神話、その本当の物語です。

​現代医学や科学によって、神という存在が偶像であると判明しています。

彼女は、人々に医学を与えた

太古の昔、アルセリオ大陸に感染症が流行った。(これが【魔】である)


感染症は多くの人々の命を奪い……彼らは死への恐怖から免れる術を求め、恐怖で奪われた思考回路のまま剣を握る。


そんな時に、天界からリベルルキナが降臨し、海水と薬草を煮詰めたスープを病人に与えたという。その温かな慈愛と、「投薬」「隔離」「患部切除」などの正確な治療(この時の感染症の被害が大きかったのは栄養不足もあったから)により一命を取り留めた患者達はリベルルキナを崇拝し、神として祀りあげた。

リベルルキナが与えた慈愛とは病を退ける手段であり、【魔(イヴィル)】とは病そのものを指す。


古代アルセリオ大陸では呪術や魔術が一般化されており、天使や悪魔、神々などが信じられていたために病気は悪魔の仕業であり、それを治療する者は精霊や天使、神であると解釈された。

​リベルルキナの神話・裏

国家フェネールで言い伝えられている、

唯一神リベルルキナの神話、その裏側に眠る真理の物語です。リベルルキナの正体に迫ります。

リベルルキナと〈病魔〉

リベルルキナも現代の〈病魔〉も、存在としては未確認生命物体(UMA)にあたる。


現代科学で生態が明らかに出来ていないが、「非常に長命であり、体内の細胞を別の生命体に植え付ける事ができ、その細胞から再生する能力を持つ個体」と認識されている。プラナリアの上位互換的なUMA。

〈病魔(ヴィーヴィル)〉の起源が上記の【魔(イヴィル)】である事はお察しかと思うが、実はリベルルキナと〈病魔〉は遺伝子的には同じ生命体。

リベルルキナは当初、エクリシア(Eclissia)という生命体だった。この生命体は高次元空間の存在であり、それが4次元の世界に投影された結果、物理的に調和を維持できない状態が発生。当初は遺伝子の二重螺旋に全てを投影しようとしたが、補完できない情報が多く存在の再構築を余儀なくされる。そこで、ゲノム系列で「善、秩序、光」に対応した存在であるリベルルキナと「悪、混沌、闇」に対応したマレクシナに分裂せざるを得なくなり、2体の生命体が生まれた。

この2体は互いに対照的な性質を持っている。
リベルルキナは「無欲であり、救済そのもの」を遺伝子的に刻まれているが、マレクシナは「強欲であり、破滅そのもの」を刻み込まれている。マレクシナは欲望のままにリベルルキナと決別し、大食、惰眠、そして交尾を繰り返す。(この事を神話では「堕天し、翼は朽ちた」と表されている)

実はこのマレクシナは病魔〈ソルシエール〉であり、〈ソルシエール〉は〈病魔〉の祖。彼女は繁殖への欲求のままに自身の細胞をアルセリオ大陸に撒き散らし、人々に〈マレクシナ症候群〉を感染させる。


結果としてアルセリオ大陸の殆ど全ての人間は《マレクシナ症候群》に感染。この病は遺伝するので現時点でもアルセリオ大陸の大多数の人間は潜在的に〈マレクシナ症候群〉に感染している。

潜伏期間が非常長くそもそも発症しないまま一生を終えるケースもあり、仮に発症しても何の症状も出ない〈マレクシナ症候群〉だが、発症した場合、「抱えている欲望の程度に応じたウィルスが発生し、体外に放出される」という事が起こる。同一のウィルス(同一の欲望)は結集する性質があるため、多くの人間が発症し、同じ願いを抱いていた場合はその願いが具現化するように、対応した新しい〈病魔〉が生まれる。
〈ペカトル〉、〈サタナス〉、〈スアサイダル〉はこのようにして生まれた。

マレクシナは〈ソルシエール〉と名を偽り、〈マレクシナ症候群〉で埋まらなかった欲望の溝を埋めるように、現在は〈ソルシエール症候群〉という新たな病を撒き散らしている。

先程「交尾を繰り返した」と述べたが、〈病魔〉もリベルルキナも、女体に変異した場合は一応妊娠する事が可能。ただし、〈病魔〉が妊娠した場合、性交相手と子供は〈病魔〉に問答無用で感染するので推奨はしない。
〈スアサイダル〉はそれが分かっているので体の関係を持ちたがらない。

マレクシナは感染しても人間に害が無いのをいい事に性交渉を繰り返し、妊娠する事も多々あった。


その中で、彼女から生まれたのが心理士ナタリー・ブランシャールの一族だったりする。

ナタリーは〈ソルシエール〉と長い付き合いをしているが、その始まりはナタリーが自分は〈病魔〉の血を引いていると気付いた事に由来する。


当時のヴェルティでは〈病魔〉の存在は認知されていなかったが、ナタリーは独自の調査(家の調査や神話など)から上記の真実に辿り着く。
それをお見事と褒めるように彼女の目の前に〈ソルシエール〉は姿を見せるようになり、彼女から〈病魔〉についての存在を語り聞かされる。


〈病魔〉についての存在、そしてその正体を知りつつ、ナタリーはそれを心の中に留めて鍵をかける選択をする。〈病魔〉は人類にとって悪しき存在である事に間違いは無いが、それでも人々の願いから生まれた彼らの命に罪はないと悟ったからである。


ナタリーは〈病魔〉と人類の共存を目指し、研究に明け暮れている……。

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​~200IO

​神代動乱期

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